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歯に関するQ&A

 

アメリカでは頻繁にレントゲンを撮ったり、歯石をとりますが本当に必要なのでしょうか?


レントゲンによって、肉眼では発見することができない初期の虫歯や目に見えない歯肉の溝の中に起こっていて気づかない内に進行する歯周病を早期発見することができます。

歯垢1mgの中には10億個の細菌が住みついていると言われています。歯垢(しこう)は粘着性が強く、やがて硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に付着します。この歯石は残念ながら毎日きちんと歯ブラシをしていても取りきることはできません。それを定期清掃することで、細菌によって引き起こされる虫歯や歯周病を防ぐことができるのです。

歯周病は、日本人が中高年になってから歯を無くす原因のナンバーワンなんですよ。日本人は50歳くらいを境に歯を失い始める人が多く80歳では平均7〜8本しか自分の歯が残っていないんです。ところがアメリカでは80歳でも15本程度の歯が残っていると言われています。この数字が予防歯科が、長い目で見た歯の健康にいかに大切かを物語っています。

予防歯科は子供の歯の健康にもとても大切なことなのです。

たとえば、WHOがまとめた「世界の12歳児虫歯罹患状況(DMFT=28本の永久歯のうち虫歯があったり治療を受けた歯の数。)を見てください。

日本 2.4  アメリカ 1.75  スイス 0.9  ドイツ 1.2 フランス 1.9  オーストラリア 0.8 

この数値を見ても日本は他の先進諸国と比べて虫歯大国ということが、よくわかりますね。

 

 アメリカの歯医者では子どもの奥歯にシーラントを勧められますが、日本人にはあまり馴染みのない施術ですので、詳しく教えてくださいますか?

日本でも最近はシーラントを勧める傾向にあると思います。

奥歯の深い溝は、歯ブラシの毛先が届きにくく、子どもにとって、隅々まできれいに磨くことは容易ではありません。溝に食べかすが残ってしまうと、そこに雑菌が繁殖し虫歯になります。特に、子どもの場合深い溝の部分のエナメルが薄いため奥歯は大変虫歯になりやすいのです。そこで、奥歯の溝にプラスチックのような透明な材料を塗ってシール(密閉)してしまうことで雑菌の侵入を防ぐという予防措置がシーラントです。

6歳臼歯の生え始めた頃にシーラントを勧められることが多いですが、乳歯でもシーラントを勧められる場合もあると思います。というのは乳歯がひどい虫歯にかかったりして歯を寿命以前に失ってしまった場合、その空いたスペースを埋めるため歯は自然に移動してしまうんです。それで結局、永久歯が出ようとする時に、十分なスペースがないために、歯並びが崩れることになってしまうので、やはり予防措置として、乳歯もしっかり守ってあげようというわけです。多くの保険プランで、子どものシーランとを保険適用にしています。

 

最近、電動歯ブラシがどんどん普及していますが、普通の歯ブラシでは、どんなに一生懸命上手に磨いても電動歯ブラシにはかないませんか?

正しく磨けば普通の歯ブラシでも電動歯ブラシでも結果は同じです。

 

子どもの歯の矯正を始める時期について教えてください。

.個人差がありますが、大体10〜11歳くらいが適当です。目安としては永久歯が全部はえ揃うちょっと前くらいに一般歯科や矯正歯科医(Orthodontist)に相談するといいでしょう。



歯並びが悪い場合、見た目以外にも何か悪影響がありますか?

歯並びが悪いと歯ブラシが届きにくい部分ができてしまい虫歯になりやすいですし、歯垢もたまりやすくなります。また噛み方が均等でないため、あごの痛み、ひいては、肩こりや頭痛の原因にもなります。アメリカでの矯正は日本に比べ格段に安いですので、それらのことを加味しながら歯科医に相談してみるとよいでしょう。

 

たとえば40歳過ぎていても矯正は可能ですか?また、どんな歯並びであっても必ず美しく矯正できるのでしょうか?

はい、どんな歯並びでも年齢に関係なくきれいになります。

 

アメリカでは大人になってから矯正している人が、ほとんどいないので、2年間も矯正器具をはめているのが気恥ずかしい気がするのですが、短期間でできるだけ目立たないような矯正はありませんか?

矯正装置(braces)で最も一般的なのがメタル製のものですが、目立たないクリアタイプのものがあります。また歯の裏側に矯正装置を装着するリンガルというものもあります。さらに最近人気があるのがインヴィサリン矯正(InvisalignBraces)と言ってワイヤーを用いず透明でやわらかいプラスチックの歯型カプセルを被せて矯正するものです。目立ちませんし食事をする時には外せるというメリットがありますし通院も1ヶ月に1回で大丈夫です。また短期間6ヶ月矯正というものもあります。この矯正方法は7〜10回の通院のみ、6~8ヶ月という短期間で矯正が完了する画期的な方法です。

値段、矯正期間、歯並びを考慮しながら歯医者さんと相談して一番合った方法を選んでください。たとえば、極度に歯並びが悪いわけではないけれど歯が混み合ったり一部重なったりしていて気になるというような場合は、インヴィサリン矯正が適しています。

インヴィサリンは、まず患者さんのオリジナルの歯型を取って、それを元にコンピューター・ハイテク技術で矯正過程をシミュレーションし、そのステップに合わせて透明で柔らかいプラスチック性のアライナー(Aligner)と呼ばれる装置をオーダーメードします。そのアライナーを、2週間ごとに替えていきます。通院は、普通は月に1回で済むので、患者さんにとっても楽だと思います。私のクリニックには、ニューヨークやフィラデルフィアから通って来る方もいます。


ホワイトニングをして歯が痛むことはありませんか?

ホワイトニングに使用するホワイトニング剤は、過酸化水素、過酸化尿素がべースになっているので、歯や体に影響はありません。